「郵政だ」「年金だ」と絶叫が続く衆院選の現場とは裏腹に、東京・永田町は今、ひっそり閑としている。「売り上げは100分の1」と嘆く議員会館の売店主。「夏はもともと閑散期」とあきらめ顔のホテルマンは、秋の政局を待ちわびる。人影まばらな永田町を歩いた。
選挙戦たけなわの午後。普段は陳情団や見学者でごった返す議員会館の地下食堂には、客が1人もいなかった。「職員以外は建物の修繕で工事関係の人がいるだけ。午後6時の閉店までに何人来るかしら」と、レジ係の女性。
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警察署の食堂には行ったことがあるんですけどね。カレーを食べに。
あ、いや、取調室でカツ丼を頼んでもらった訳ではありませんから(汗
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議員会館には指圧マッサージをしてくれる治療室がある。電話をすると「今すぐどうぞ」。順番待ちのソファが置かれた治療室では、男性治療師が待ち構えていた。「解散すると、秘書さんまでいなくなるからガラガラです」
選挙後はきっと忙しいですよと励ますと、「先生方も選挙でお疲れでしょうから」と笑顔になった。
湯飲みや扇子など国会土産が並ぶ地下の売店。女性店主は無人の廊下を指し、「見てよ。誰も歩いてないでしょ」とあきらめ顔だ。
1日の売り上げが1000円余と、ピーク時の100分の1まで落ち込んだ日もあるという。「休むわけにもいかないし」
棚に積まれた「国会便覧」の最新版を1冊買った。
国会議員の経歴や連絡先、選挙結果などが載ったこの本は、議員会館を回る記者や陳情団の「バイブル」だ。1954年に創刊され、2月と8月の年2回刊行されている。最新版は8月4日に発売された。その4日後に衆院が解散され、「寿命」は投票日までの1カ月余になってしまった。
だが、発行元の日本政経新聞社の菊岡信子社長は「定期刊行物なので、事前予約で半分は販売済み。解散を理由にした返品も数件だけでした」と淡々と話す。
社長の心はすでに選挙後に飛んでいる。10月には選挙結果を反映した臨時版を出さなくてはならず、突貫作業が待っている。「今回の選挙はフタを開けてみないとわからない。事前の準備には限界があります」
国会近くのキャピトル東急ホテル。解散後、朝食会のキャンセルはあったものの、営業成績にはほとんど影響はない。広報担当者は「8月はもともとオフシーズン。今年は郵政法案で国会の会期が大幅延長されたので、例年よりいいんです」。
選挙が終われば、永田町は首相指名とその後のポスト争奪戦で一気に活気づく。「一番ありがたいのは総裁選などになったとき。各派閥が部屋を事務所に使ってくださると、会議場もレストランもいっぱいになります」
さて、政局秋の陣は……。
記事の雰囲気、「ExciteBit」風だと思ったのは私だけですかそうですか(汗
