広がる大分教員採用のコネとカネ
「教員採用はコネとカネ」の続編です。
採用枠が広がっている訳ではありません。
ダメだこりゃ。
教員採用試験に絡む汚職事件で、大分県警捜査二課、大分中央、佐伯両署の合同捜査本部は四日午後十一時、二〇〇七年度の採用試験でわいろを受け取ったとして、収賄の疑いで、当時の県教委参事兼教育審議監で、由布市教育長の二宮政人容疑者(61)=由布市挾間町下市=を逮捕した。
教育界を舞台にした異例の汚職事件は、教育行政の元ナンバー2の逮捕にまで発展。採用試験にかかわる不正の根深さを浮き彫りにした。
調べでは、二宮容疑者は〇六年九月から十月の間、大分市内で県教委義務教育課参事の矢野哲郎(52)=大分市大手町=、妻で佐伯市重岡小学校教頭の矢野かおる(50)=佐伯市宇目、いずれも別の贈賄容疑で逮捕=両容疑者の長女を合格させ、教員に採用するよう便宜を図った謝礼などとして、金券計百万円分を受け取った疑い。贈賄側の矢野容疑者夫婦は後日、再逮捕する方針。
関係者によると、二宮容疑者は九月上旬の二次試験後と、十月上旬の合格発表後に二回に分けて五十万円分ずつを受け取ったらしい。二宮容疑者は一九六九年、中学校教諭になり、〇四年度は大分教育事務所長、〇五年度は義務教育を担当する教育審議監を歴任。犯行当時の〇六年度は参事兼教育審議監で、県教育長に次ぐ立場だった。
07年度は11・9倍
新たな贈収賄事件の舞台になった二〇〇七年度の採用試験は四百八十九人が受験し、採用者は予定より一人多い四十一人で、競争倍率は十一・九倍だった。
採用試験は〇六年七月二十二、二十三の両日に筆記式の教養や専門試験の一次試験を、九月上旬に面接や模擬授業などの二次試験を実施した。矢野容疑者の長女はこの年、初めて受験して合格し、現在、小学校に勤務している。
「驚き、言葉出ない」
首藤・由布市長
四日深夜、由布市の教育行政のトップを務める二宮容疑者の逮捕の一報を聞いた首藤奉文市長は「驚きのあまり言葉が出ない」としばらく絶句。「(容疑が)事実であれば残念でならない」と声を絞り出すように語った。市は五日午前にも緊急部長会を開いて対応を協議する。
こちらも大分合同新聞。
元大分県教委参事兼教育審議監で、由布市教育長の二宮政人容疑者(61)=同市挾間町下市=が二〇〇七年度の教員採用試験でわいろを受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕された汚職事件に絡み、県警捜査二課と大分中央、佐伯両署の合同捜査本部は五日午前、これとは別にわいろを受け取った収賄の疑いで、県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)=別府市南立石=を再逮捕した。贈賄容疑で▼県教委同課参事の矢野哲郎(52)=大分市大手町=▼妻で佐伯市重岡小学校教頭の矢野かおる(50)=佐伯市宇目=の両容疑者も再逮捕した。四容疑者とも容疑を認めているという。
調べでは、江藤容疑者は〇六年十月ごろ、矢野容疑者夫婦の長女が受験した小学校教員の採用試験で、便宜を図った謝礼として、金券百万円分を受け取った疑い。矢野容疑者夫婦は同年九―十月、江藤、二宮両容疑者にそれぞれ金券百万円分を贈った疑い。関係者によると、江藤容疑者への授受は別府市内の自宅で行われたらしい。
〇八年度の教員採用試験をめぐる汚職事件で、大分地検は五日、収賄の罪で江藤容疑者を、贈賄の罪で、佐伯市蒲江小学校長の浅利幾美(52)=佐伯市常盤西町=、矢野哲郎の両容疑者をそれぞれ大分地裁に起訴した。
起訴状によると、江藤被告は浅利被告の長男と長女の試験に便宜を図ってもらいたいとの趣旨と知りながら、〇七年八月九日ごろ、別府市内のホテルで金券百万円分(二千円券を五百枚)を受け取り、さらに便宜の謝礼として、同年十月十四日ごろ、自宅で現金三百万円を受け取ったとされる。
この事件で、贈賄容疑で逮捕されていた矢野かおる容疑者は関与が薄いとして、処分保留となった。
で、asahi.com。
大分県の教員採用をめぐる汚職事件で、逮捕された県教委幹部の間で採用試験の一部受験者の得点水増しを指示するやり取りがあったことが、県警の調べでわかった。県警は教員採用時に組織的な不正をしていた疑いが強いとみて、関係者から事情を聴いている。
指示されたのは、5日に収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)。07年度の小学校教員の採用試験に絡み、当時の参事兼教育審議監で大分県由布市教育長の二宮政人容疑者(61)=収賄容疑で4日に逮捕=から受験者の名前を示され、合格させるよう指示されたと供述しているという。
挙げた名前は10人前後で、5日に贈賄容疑で再逮捕された義務教育課参事、矢野哲郎(52)、妻で小学校教頭のかおる(50)の両容疑者の長女が含まれていたという。教育審議監は県教委ナンバー2で、二宮元審議監は教員人事の実質的な責任者だった。
調べでは、二宮元審議監、江藤参事は矢野参事夫婦の長女の採用に便宜を図った見返りとして、06年9~10月にそれぞれ100万円相当の金券を夫婦から受け取った疑い。試験は06年7月に筆記などの1次試験、9月に面接などの2次試験があった。1次は489人が受験。うち119人が2次に進み、長女を含め41人が合格した。
江藤参事の供述によると、当時は義務教育課主幹として採用試験の事務を担当し、1次試験の採点終了後に受験者全員の得点を記した表を二宮元審議監に見せた。その際に10人前後の受験者の名前を示され、「合格ラインに入れろ」と指示されたという。矢野参事夫婦の長女も含まれ、江藤参事は「長女の1次、2次試験の点数をかさ上げして合格ラインに届かせた」と供述しているという。
二宮元審議監は中学校、江藤参事は小学校の教諭を経て、県教委や出先事務所で学校運営にあたる指導主事を務めた。00年に県教育センターの副所長と指導主事、03年に小中学校の教員人事を担当する教職員1課の課長と人事係副主幹として、上司と部下の関係だった。
江藤参事は教職員1課が義務教育課に改称した後も小中学校の教員人事の実務を担当し、05年に二宮元審議監が就任後は3回目の上司と部下の関係になった。県警は、江藤参事が二宮元審議監から10人前後の名前を挙げて合格させるよう指示されたことに関心を寄せており、組織的な不正の実態解明を進めている。
一次試験から、これか。もうだめぽ。
よそ者は付け入る隙もなし
コメント by 奈菜 — 2008 年 7 月 6 日 @ 12:18 PM
「教員採用は世襲制?」というタイトルでもよかったかも。
「試験場 外の芝には 金とコネ」お粗末・・・(汗
コメント by 番記者O — 2008 年 7 月 7 日 @ 7:35 AM
いや、タイトルは正解てしたよ。
ヒット数に表れてます。
コメント by 奈菜 — 2008 年 7 月 7 日 @ 12:05 PM