本日の大分合同新聞の速報から・・。
大分県教育委員会は16日午前、臨時会を開き、教員採用汚職事件で逮捕された県教委義務教育課参事の江藤勝由容疑者(52)と矢野哲郎容疑者(52)を懲戒免職処分とすることを決めた。
大分県教委の教員採用汚職事件で、県教委は16日午前、不正の点数操作などが確認された合格者の採用を取り消すと発表した。
全国紙のまとめ記事を待った方がいいのかもしれませんが、参考まで。
以下、本日の大分合同新聞の記事より。
大分県教委の汚職事件について広瀬勝貞知事は十五日、大分合同新聞のインタビューに応じた。「県民に心からおわびする」とあらためて陳謝した上で、「問題に厳正に対処するとともに、信頼回復のため再発防止に全力を注ぐ」と説明。行政による原因調査と、採用試験と組織の見直しによる再発防止などの県教委の対応に全面的に協力し、教育行政への信頼回復に取り組む決意を強調した。
県教委は予算権などを除いて知事から独立した組織だが、知事は「(非常事態であり)県庁のいろんな人の知恵と力を借りて改革していくことが大切。信頼回復には時間がかかるかもしれないが、しっかり対処していく」と述べた。
事件への対応策として、県教委による独自調査と、その結果を受けた関係者の厳正な処分とともに、採用試験での得点の不正操作によって合格や不合格になった受験者への対応措置を明示する必要性を指摘した。
再発防止策としては▽採用試験と、疑惑が取りざたされている校長、教頭の任用試験の見直し▽県教委の組織の見直し▽職員の意識改革と綱紀粛正―を挙げた。
その上で知事は「特に今回の事件が”仲間うち”で起きたのが良くない。知事部局や学校現場との人事交流を進め、いろんな人の考え方を取り入れることが大切だ」として、組織の抜本的な見直しに踏み込む考えを示唆した。
小矢文則教育長の責任については「当面の問題に対処して二度と起きないようしてほしい。監督責任は本人が自覚している」とした。知事自身の採用試験に対する「口利き」の有無は「わたしはしたことはない」と否定した。【知事と県教育委員会】 教育委員会は教育の政治的中立や教育行政の安定性維持などを目的に、県とは独立して設置している教育行政事務の管理執行機関。大分県教委には6人の委員がおり、県議会の同意を得て知事が任命する。委員長は委員が互選で決める。合議に基づいて職務を遂行するが、実務処理のため事務局があり、これを含めて県教委と呼んでいる。事務局のトップは教育長で委員の中から互選する。県教委は独立性が保障されているが、教育財産の取得、処分や教育委員会関係予算の執行権は知事が握っている。
県教委汚職事件に関する広瀬勝貞知事のインタビュー要旨は次の通り。
―管理職任用試験の不正や県議ら有力者の「口利き」など、疑惑が際限なく広がり、県民の不安、不信が高まっている。
知事 これほどとは思わなかった。一番信頼性が求められる教育行政で問題が起こり、広がっていることは残念だ。信頼を損なってしまったことに心からおわびする。
―知事としてこの問題にどう取り組むか。
知事 県教委も一生懸命やっていると思うが、まずは目の前の問題にしっかり対処すべきだ。事態は動いているが、警察の捜査の一方で、行政としてどういうところに問題があり、背景は何だったのか(独自に)調査しないといけない。出直しには関係者の厳正な処分も求められる。不正な操作によって合格した人、落ちた人への措置を明らかにしなければならない。なかなか難しい問題だが、そこまでやらないと信頼回復につながらない。
―再発防止に向けた対応は。
知事 問題になった採用試験のやり方は変えることになった。校長、教頭の任用試験も間違っているなら、ただしていくべきだ。県教委の組織も根本的に見直さないといけない。事件が(教員出身者の)”仲間うち”で起きたのが問題だ。開かれた組織にしていくために、知事部局や学校現場との人事交流をさらに進める必要がある。職員には教育という大事な仕事をしている自覚と意識改革が求められる。時間はかかるかもしれないが、このようなことをしっかりやっていくことが大切だ。
―小矢文則教育長の責任をどう考えるか。
知事 (採用試験の合否を発表前に県議らに伝えたことは)適当ではなかったとは思うが、(法規や試験結果を)曲げるようなことはしていない。信頼回復のため当面の問題にきちんと対処して、二度と問題が起きない対策を取ってもらいたい。
―知事自身は採用試験について、知人などの依頼を受けて「口利き」をしたことはあるか。
知事 わたしに関してはない。県職員採用についてもない。
大分県教委は十六日に臨時委員会を開き、今回の事件を踏まえた教育行政の抜本改革を打ち出す見通し。改革案には県教委による独自調査や外部との人事交流の促進などによる組織改革などが盛り込まれるもようだ。
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臨時委員会では、県教委義務教育課参事の江藤勝由(52)=収賄容疑で再逮捕=と矢野哲郎(52)=贈賄容疑で再逮捕=の両容疑者の懲戒処分が提案される。認められれば懲戒免職になる見通し。二人は五日に起訴されている。
矢野容疑者は元佐伯市蒲江小校長、浅利幾美被告(52)=十五日付で懲戒免職=と共謀。採用試験で浅利被告の長男、長女に便宜を図ってもらった見返りとして、江藤容疑者に現金など四百万円相当を渡したとされる。
県教委は起訴事実を大筋で認めた浅利被告の処分を十一日に先行して決定。起訴猶予処分となったが贈賄容疑で再逮捕された、佐伯市重岡小教頭、矢野かおる容疑者(50)についても捜査の行方を見ながら処分を検討する方針。
●浅利被告を処分
県教委汚職事件で、子どもの教員採用試験に対する便宜の見返りにわいろを贈ったとして、贈賄の罪で起訴された蒲江小学校長、浅利幾美被告(52)は十五日、懲戒免職となった。
同日午後、接見した弁護人が浅利被告に処分通知書と処分理由通知書を渡し、浅利被告から受領書を預かって、県教委に提出した。弁護人によると、浅利被告は「申し訳ない。教育現場が正常化することを望みます」と話したという。
部下の目を避けて
「良心の呵責(かしゃく)はあった。それでも、県議などからお願いされたら、何とかしないわけにはいかなかった」
県教委汚職事件が、全国ニュースで繰り返し流れていた十日午後。一九九〇年代後半に県教委幹部を務めた男性は、何かを覚悟したように、これまで闇に葬られていた過去の実態を語り始めた。
「○○をよろしく頼む」。教員採用試験の時期になると、国会議員秘書、県議などが、次々と”合格依頼”に訪れた。部下の目を避けるため、会うのは決まって終業時間後。県庁舎内の一室での”密会”だった。受験者の氏名、受験番号、依頼元の人物を書き留めた。いつしか、手元には毎年十数人の「口利きリスト」が出来上がった。「当たり前」の風習
「一次は実力だが、二次は調整できた」。二次試験の結果が出ると、教育長、教育次長(現・教育審議監)、担当課長らで合否について協議。ボーダーライン付近にいれば、合格点に達していなくても、不正操作で合格者リストに加えた。そして、正式な発表の約三十分前に、依頼元へ電話を入れた。
自宅には、ワイシャツの仕立券、酒、商品券…。中元や歳暮の名目で”お礼”が届いた。「通常の付き合いの範囲なら受け取った」。県教育界で脈々と続いてきた「当たり前」の風習に、染まってしまった。
県議らによる口利きはいまだに続いている。「(県教委幹部に)紹介することは当然ある」「誰でもやっている」「議員活動の一環だと考えている」「名前を書いたメモを渡し、合格した場合は早めに教えてもらえるよう頼んだ」「合否に影響するとは思っていない」。次々と証言する議員たち。
ある秘書は「支援者に頼まれれば断りにくい。たとえ合格できなくても、発表前に連絡すれば、『汗をかいた』と思ってもらえる」と解説する。
「こんな体質をつくったのは、不正を断ち切れなかったわれわれの責任でもある」。元県教委幹部の男性は疲れ切った表情でつぶやいた。
大分だけのことではないですよ、間違い無く。
繰り返して記しますが、子どもたちへ何か語りかけることは出来ないのですか?
大人の事情は、もういいんです。知りたくなくても、ある程度は明らかになりますから。
ずっと追っているけど、誰もこどもたちに説明しようとしていない。
誰も説明することをしようとしないのならば、少なくとも大分の教育現場は解体されなければなりませんよ、と。
