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和歌山・園部地区を見守ってきた交番所長さん

7 月 26th, 2008 by 番記者O

asahi.com

カレー毒物混入事件が起きた和歌山市園部地区をずっと見守ってきた警察官が来春、定年退職を迎える。地区を管轄する有功(いさお)交番の所長、丸山勝警部補(59)。事件後の不安な日々を支えてもらった被害者らは厚い信頼を寄せ、「もう少しそばにいてほしい」と和歌山県警に継続勤務を求める嘆願書を出した。

ひとの生き方は、何をきっかけに変わるか分からないのですね・・・。

夏祭りで振る舞われたカレーに猛毒のヒ素が入れられ、4人が死亡、63人が急性中毒になった事件から10年を迎えた25日。制服姿の丸山さんは朝からいつも通り交番勤務についた。若い交番員にあれこれ指示を与え、事件の捜査に送り出した。
事件で娘の幸(みゆき)さん(当時16)を亡くした鳥居百合江さん(58)は、郵便受けにパトロールカードが入っているのを見るとほっとする。今月10日。異常がなかったことを伝えるカードに「変わったことはないですか 丸山」と書き添えられていた。前夜は家族の帰りが遅く、午前1時すぎまで玄関の明かりをつけていた。「わずかな違いにも気づいてくれる。安心して頼れる人なんよ」
夫の孝寿(たかとし)さん(当時64)を失った谷中千鶴子さん(71)も同じ思いだ。自宅の門が知らないうちに開いているなど身の回りに不安を感じると、すぐに丸山さんの携帯電話に連絡する。

和歌山東署刑事課の暴力団対策係長だった丸山さんは、カレー事件が起きると捜査本部に招集され、99年2月から被害者支援を担当。01年秋、異動希望用紙に「有功交番で被害者支援を続けたい」と書き、02年春に実現した。
暴力団担当の刑事を20年余り続け、「マル暴捜査では誰にも負けない」と自負してきた。その仕事に未練もあったが、「園部地区の人らを、このままほっとけない」との思いがまさった。
休日も含めて毎日、園部地区を訪ねた。昨秋、刑事時代の実績も合わせて評価され、近畿管区内優秀警察職員の表彰を受けたが、「警察官としての仕事を粛々とやっているだけ」と気負いはない。

「ぼちぼち出さんと間に合わんのとちゃうか」
今年5月、丸山さんの継続勤務を求める嘆願書を出す話が持ち上がり、2日間で地区内の遺族・被害者世帯のほぼ全員にあたる88人が署名した。定年後も働ける再任用の制度などがある。「10年の長きにわたり、私たちの心を支えて下さいました丸山さんに、引き続き有功交番で勤務していただき、いましばらく私たちの力になって頂きたくお願い申し上げます」
丸山さんには内緒で、数人が県警本部と和歌山東署を訪ねて提出した。被害者の一人、濱井裕見子さん(53)は「嘆願がかなうかどうかは別にして、感謝の気持ちだけは伝えたかった」と語る。ただ、迷いもあった。「私ら、丸山さんの人生を変えてしもた」。そのうえ、定年後のことまで厚かましく要求していいものか……。
6月上旬、携帯電話に丸山さんからメールが届いた。「本部と東署に行ってくれたんだってな。ありがとう」。濱井さんは思わず涙ぐんだ。

「顔つきが柔らかくなったね」。丸山さんはある日、妻からこう言われた。「事件解決が第一」だった刑事時代には想像もしなかった遺族や被害者の心の痛みに触れるうち、自然とそうなったのかもしれないと思う。
嘆願書の結果がどうなるかわからないが、引退したとしても、園部地区には顔を出し続けるつもりだ。「刑事をやめて、よかったと思う。自分の警察官人生は、間違っていなかった」

ひとはしかし、身を捧げ一つのことに専念出来るものなのでしょうか?
常盤台交番の件もありますが・・・。

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9 Responses to “和歌山・園部地区を見守ってきた交番所長さん”

  1. 奈菜 Says:

    これも日本人の気質ですかね。
    仕事に生甲斐をというより、やるべきことがあると嬉しいんです。
    張り合いが無くなってぱたっと逝ってしまわれる方も多数いらっしゃいますから、幸せだと思いますよ。なんだよお前ら、俺がいねーと何もできねーのかって文句を言いつつね。

  2. 番記者O Says:

    いやー、でもひとのことに身を捧げることが出来るひとって、少なくなったかもしれませんよ。
    やるべきことがあるから、全身全霊でそれに臨む。
    燃え尽きる可能性があることを、知っているのかもしれないけれど。

    経験が少ないと、燃え尽き症候群を知らずにがむしゃらになる。
    経験を重ねると、燃え尽き症候群を知りつつもがむしゃらになる。

    この方の荷がどうなるか分かりませんが、後継者がいないものかと・・・。

  3. 奈菜 Says:

    びみょーに伝わりきってないですね。(笑
    言い回しが悪かったですかね。
    仕事が嬉しいんです。人の為になることが嬉しいんです。
    人の為に何かしているという気持ちじゃ続きませんから。

  4. 番記者O Says:

    ありゃ。読みが足りなかったですね(汗
    「ひとのためになることが嬉しい」とは、いい表現です。
    そう、そういう想いがあるからこそ私も自分の道を貫こうとしているのかもしれません。
    なんかこう、今までは自分の想いを表す言葉が無かったのですが。

    何をしようとしているかと言えば、それは(略

  5. 奈菜 Says:

    大分に出張ですか。

  6. 番記者O Says:

    大分に出張しないとまずいですか(汗

  7. 奈菜 Says:

    いや、したいのかなと。

  8. 番記者O Says:

    いやぁ、正直・・・行きたくもあり行きたくもなし、ですね。
    ちなみに、今年の大分教員採用選考実施要綱(注意:リンク先容量約1MB)ですが、
    もしお開きになられたならその1頁の下をご覧ください。
    「特別選考Ⅱ」の試験内容が、あまりに他の試験内容とかけ離れているような。
    時事あたりが試験内容をまとめているとは思いますが、他の自治体と比較してみてください。
    小学校または中学校に限っての募集で、個人面接のみ。
    ここまで選考材料が限定されたら、引きます。よほどのことが無い限り。

    過去の傾向は調べておりませんが、ここまで社会人選考で極端な例は他に見られないかと。

    大分のどこかの酒場で、この件聞いてみたいなぁと思うのですが。
    今月も末だというのに阿波踊りサミットの原稿が出来ていなくてそれどころでは(汗

  9. 奈菜 Says:

    木の絵のところまで読みました。(笑

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