お鯉さん偲び一丁回り

徳島新聞「お鯉さんしのび一丁回り 徳島市栄町、邦楽家の岡田さんら」

徳島市栄町で十四日深夜、地元邦楽家の岡田寛斎さん(66)らが、阿波踊りの囃子(はやし)手や踊り子が街角を練り歩く一丁回りを行った。四月に百歳で亡くなった「よしこの」の名手お鯉さん(本名・多田小餘綾(こゆるぎ))の供養にと、お鯉さん経営の料亭があったゆかりの場所まで流し、故人をしのんだ。


今宵は、月も綺麗では・・・。



岡田さんら邦楽家や踊り愛好者十人が参加。午後十時すぎ、栄町通りの岡田さんの和楽器店から繰り出し、お鯉さんが「言問(こととい)」の名前で経営していた料亭跡の言問ビルまで約二百メートルを往復。調べに誘われ、観光客も一人、二人と加わり踊りを楽しんだ。
栄町の一丁回りは、岡田さんの父高信さんが一九五三年に始め、岡田さんが受け継いで毎年続けてきた。ただ、メンバーの高齢化などで今年が最後になるかもしれないという。
お鯉さんは、親交のあった高信さんが亡くなった九四年の盆に「初盆で供養に来ました」と前触れもなく岡田さんの店を訪れ、三味線を弾きながら「よしこの」を披露してくれた。
岡田さんは「お鯉さんにお礼ができてよかった」と感慨深げに話し、「誰もが気兼ねなく楽しめるのが、一丁回りの素晴らしさ。ぜひ若手らに次代へと受け継いでいってほしい」と話していた。


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Author: 番記者O on 2008年8月15日
Category: awa dance
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