YOMIURI ONLINE「大分県教委、教員不正合格者21人の採用取り消し決定」
大分県の教員採用試験を巡る汚職事件で、県教委は29日、2008年度に採用された21人が点数のかさ上げで不正に合格していたとして、採用を取り消すことを決めた。
ただ現場の混乱を最小限にとどめるため、希望があれば臨時講師として雇用する。本来は合格ラインに達していながら不正によって不合格となった21人については、本人が希望すれば10月以降採用する。
県教委の教育行政改革プロジェクトチーム(調査班)が、点数を改ざんしたとされる元義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)のパソコンデータの復元などに成功した。採用取り消しの21人の内訳は小学校14人、中学校6人、養護1人。県教委は1週間程度かけ本人に通知する。
江藤被告は07年度採用試験でも不正を行ったとされるが、同年度分は「元データの確実な特定ができたとは言い難い」として採用取り消しは見送った。
だが県教委は、不正の影響で不合格になった人についてはほぼ把握。希望者には論文と面接の試験を行い、合格者は来年4月から採用する。
調査班は、県教委の人事担当者や校長・教頭らに不正への関与を尋ねた調査結果を、29日の臨時教育委員会で説明した。その中で02~05年度採用試験と05、06年度校長・教頭任用試験で職員が上司の指示を受け、ボーダーラインの下方修正や点数のかさ上げをしていたことが判明。県立高校長と中学校教頭の2人が昇任や採用に関し、当時の県教育委員らに働きかけていたことも新たにわかった。
2008年度だけを尻尾きりに利用して、あとは収束に向うのですかそうですか。
あとは、ここ暫くのYOMIURI ONLINEから。追っていなかったもので。
「元教育次長、江藤被告に3人採用依頼…大分教員試験」
大分県の2007、08年度小学校教員採用試験に絡み、元県教委幹部で同県内の市教育長を務めた男性が、読売新聞の取材に対し、元県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)に手紙を送り、3人の採用を依頼していたことを明らかにした。
両年度とも競争率が11倍を超える難関だったが、うち2人が合格したという。また、元市教育長は県教委にいた当時、県議から口利きがあった受験者を不正に合格させていたことも明かし、「事前に頼めば何とかなると思った」と話した。
元市教育長は1990年代に県教委ナンバー2の教育次長(現・教育審議監)になり、退職後、今春まで市教育長を務めた。
証言によると、両年度の試験で、別の自治体の元教育長と知人の小学校教諭2人から「子どもが1次試験をパスしたので、(採用するよう)県教委にお願いしてほしい」などと頼まれた。両年度とも9月の2次試験前、3人の名前と受験番号に加え、「ある程度成績が良ければよろしく」などと書いた手紙を江藤被告の自宅に郵送した。
江藤被告からは、合格発表の直前に「合格です」などと電話が入り、礼を述べた。謝礼の金品は贈っていないという。一方、合格した受験者側からは歳暮などが届いた。数千円の品で、返礼の品を贈ったという。
江藤被告とは市教育長時代に会議で知り合った。義務教育課人事班で主幹や課長補佐を務めていた江藤被告に実務が集中することは、自分の経験を踏まえ認識していたという。
一方、県教委にいたころは、多くの県議から「よろしく頼む」と言われ、名前や受験番号を渡されたという。「私も他の幹部も『合格依頼』と受け取っていた」と話した。
大分県の2008年度小学校教員採用試験を巡って、大分合同新聞社(本社・大分市)は22日、事業局の事業部長(52)が大分市教委の部長に自分の長女が試験に合格するよう口利きを依頼したとして、この部長を同日付で事業局参事に降格、上司の常務取締役事業局長(68)を減給1か月(10%)の懲戒処分にした。
元県教委義務教育課参事・江藤勝由被告の関係者の話では、江藤被告は、同年度の試験で41人の合格者のうち約15人の得点を改ざんして不正に合格させていた。22日の同紙夕刊は事業部長の長女も合格したとしたうえ、「県警が押収した採用試験の資料では、社員の子の得点が加点されたとされています」としている。
記者会見した同社の利満広志・常務取締役社長室長らによると、事業部長は06年10月、大分市内のパーティーで初対面の市教委部長に「長女が教員を目指している」と伝えた。市教委部長からは「1次を通ったら声を掛けてください」と言われ、07年9月初旬、市教委部長を訪ねて「お願いします」と口利きを依頼。10月の合格発表前夜、市教委部長から電話で長女の合格を伝えられ、07年末、約5000円相当の歳暮を贈ったという。一方、この部長は読売新聞の取材に「事業部長の子とは知らなかった。歳暮も受け取っていない」と話している。
教員採用を巡る汚職事件で逮捕された元大分県教委義務教育課参事・矢野哲郎被告(52)(贈賄罪で起訴)夫婦の長女の同県佐伯市立小教諭(23)が23日、自主退職した。
一連の汚職事件に絡み、不正採用されたとみられる教諭の辞職は初めて。
市教委などによると、長女は低学年の学級担任だった。両親の逮捕を受け6月16日から4日間と今月7日以降は休んでいた。勤務先の校長に出された退職届には「事件で多くの人に迷惑をかけた。両親の贈賄行為のことは知らなかった」と書かれていたという。
同県教委は成績改ざんで合格した教員の採用を取り消す方針だが、改ざん前のデータが残るとされるパソコンが県警に押収されており、作業は進んでいない。
大分県の教員採用を巡る汚職事件で、県教委ナンバー2の富松哲博・教育審議監(60)が自ら、口利きを受けた県議や県教育長経験者らの名前を書いた2007、08年度の教員採用試験に関する受験者リストを作成したことがわかった。
これを基に元県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で起訴)に点数の改ざんを指示していたと見られる。県警はすでにこのリストを押収し、富松審議監が口利きの実質的な取りまとめ役を担っていたとみて、調べを進めている。
捜査関係者によると、リストは県教委や富松審議監宅などを捜索した際に発見した。受験者名と受験番号が並び、口利きの依頼者名が書き込まれていたという。依頼者の中には、複数の県教育長経験者や県議、大学教授らに加え、元教育審議監の同県由布市教育長・二宮政人被告(61)(収賄罪で起訴)の名前もあったという。
二宮、江藤両被告は06年7~9月に行われた07年度小学校教員採用試験で、元県教委義務教育課参事・矢野哲郎被告(52)、妻の同県佐伯市立小教頭・かおる被告(50)(ともに贈賄罪で起訴)の長女(23)の採用に便宜を図った見返りに、それぞれ100万円分の商品券を受け取ったとされる。
富松審議監は07年度の採用試験当時は義務教育課長で、08年度試験の時は審議監に昇進していた。こうした地位を利用して2年分の試験で各界からの口利きを一手にまとめ、部下の江藤被告にこのリストを通じて情報を伝えていたと見られるという。県警は、二宮被告らに口利きを頼んだ人物の情報が富松審議監のリストに反映されていたことを確認しており、裏付け捜査を行っている。
大分県の教員採用を巡る汚職事件に絡み、2007年度の小学校教員採用試験で、元県教委義務教育課参事・矢野哲郎被告(52)の長女(23)(23日付で辞職)が体育実技の試験を受けず、本来0点のはずなのに、点数が二十数点にかさ上げされていたことが分かった。
県警は元同課参事・江藤勝由被告(52)が改ざんしたと見て追及する。
江藤被告の関係者らによると、体育実技は30点満点。長女は合格したが、不正については知らなかったという。
長女の採用を巡っては、矢野被告と妻の同県佐伯市立小教頭・かおる被告(51)が、江藤被告と前教育審議監の二宮政人被告(61)に便宜を図るよう依頼し、それぞれ100万円分の商品券を渡したとされる。
受けるのが必須の科目を受けていなくて、「不正については知らなかった」訳がないような気が。
「教育長が児童・生徒9万8700人に謝罪文を配布」
大分県の教員採用汚職事件を受け、同県の小矢(こや)文則教育長は6日、県内小中学校の児童・生徒約9万8700人に「皆さんやご家族の信頼を裏切ることになり、深くおわびします」とした謝罪文を配布した。
広島原爆忌のこの日は、「平和を願う日」とする登校日。謝罪文は事件について「学校の先生であれ、悪いことをした人は、必ず罰せられなければなりません。これもまた、社会のルールです」と説明。「一刻も早く事実関係や背景を調査究明し、大分県の教育を良くすることを皆さんに約束します」とつづっている。
大分市内の小学校長は「(採用が取り消されるかもと)疑心暗鬼の先生たちは、何と言って子どもたちに渡せばいいのか。配慮が欲しかった」と話した。
一方、元県教委義務教育課参事・矢野哲郎被告(52)(贈賄罪で起訴)の長女が辞職した同県佐伯市内の小学校では、校長が「先生は仕事を続けると皆さんに迷惑をかけると、退職を決められました」と説明した。
大分県教委は29日、教育行政改革プロジェクトチーム(調査班)の調査結果を踏まえ、点数の改ざんにかかわるなどしていた職員3人と、一連の事件で起訴されている被告の上司ら12人の計15人を処分した。
うち懲戒処分は9人で、元義務教育課参事・江藤勝由被告の指示で採用試験の点数を操作した課長補佐級の男性職員(48)を停職4か月、2005、06年度の校長・教頭任用試験で上司の指示に従い数人の受験者の面接点を加点した大分市立中の男性校長(56)を減給2か月などとした。一連の事件では5人が贈収賄の罪で起訴され、すでに全員が懲戒免職となっている。
どこからつつけばいいのやら。やれやれ。
非常に長くてすみませぬ。
