「ついに」とか「ようやく」とか、思うところはさまざまですが・・・。
大分合同新聞「冨松審議官を逮捕 出頭、容疑を否認」
大分県教委の今春の人事異動で、元県教委義務教育課参事、矢野哲郎被告(52)=贈賄罪で公判中=の昇進に便宜を図った見返りに商品券を受け取った収賄容疑が持たれていた県教委ナンバー2の富松哲博教育審議監(60)が十七日夕、大分中央署に出頭。県警捜査二課と大分中央、佐伯両署の合同捜査本部は同日午後六時十五分、同容疑で逮捕した。矢野被告は十八日にも贈賄容疑で再逮捕する。
あら。教員採用の件に関してではないのですね。
一連の汚職事件は、前任の教育審議監、二宮政人被告(62)=収賄罪で公判中=と合わせ、二代続けてナンバー2が逮捕される事態に発展。歴代審議監は採用や人事を掌握するキーマンとされ、捜査が、カネやコネのはびこる県教委の組織的な不正の実態にどこまで踏み込めるか注目される。
調べでは、富松容疑者は異動内示直後の三月下旬、大分市高崎の自宅で、佐伯市内の離島の小中学校長から同課参事へと昇進が決まっていた矢野被告から、謝礼として二十万円分の商品券を受け取った疑い。商品券ののし紙には「御礼」と記されていた。富松容疑者は商品券を受け取った事実は認めているが、「あいさつ名目だった」と、わいろ性は否認しているという。
一方、矢野被告はわいろ性を認める趣旨の発言をしているという。
関係者によると、富松容疑者は昨年十一月、佐伯市内の飲食店で矢野被告に「県(教委)に来てくれないか」と打診。矢野被告は「よろしくお願いします」と答えたらしい。
さらに、この時期と今年三月の二回、佐伯市教委を訪ね、市教育長に「来年は参事ポストが空く。校長級で指導力がある人がいい」「矢野君をお願いできないか」と、矢野被告の昇進に”異例”の働き掛けをしたことも分かっている。
富松容疑者は矢野被告の抜てきについて、元県教委義務教育課参事の江藤勝由被告(52)=収賄罪で公判中=から強く推薦されたと県教委の調査に話している。
富松容疑者は、疑惑発覚直後の七月八日から体調不良を理由に休暇を取り、県警が取り調べを予定していた八月三十一日からは、肺炎と診断され大分市内の病院に入院していた。県警などによると、この日退院し、午後五時すぎ、弁護士に付き添われて出頭した。
県教委ナンバー2の贈収賄疑惑が七月初旬に浮上してから約二カ月。十七日夕、富松哲博容疑者はマスコミの目を避け、ひそかに警察に出頭した。「実直で誠実」と評判の富松容疑者が昇進人事をめぐり、部下から受け取った商品券は二十万円。捜査関係者から見れば、一般的な贈収賄事件のわいろの額としては”微妙 ”なラインだったが、「あいさつの範囲を超えている額」でもあった。県警は富松容疑者が部下の昇進に”異例”の働き掛けをしていた事実も踏まえ、「商品券はわいろに当たる」と判断した。
「わたしにとって、忘れられない先生の一人だったのに」。中学生時代、富松容疑者が担任だった大分市内の女性(34)は複雑な気持ちを語った。「もの静かで前に出るタイプではなかったが、心から生徒のことを心配してくれる先生だった。いわゆる不良と呼ばれる生徒とも真正面から向き合い、社会のルールを諭していた」と振り返る。
「卒業式の日、涙を流して送り出してくれたトミー(富松容疑者)が不正に手を染めていたとは信じたくない。商品券を受け取ることを”慣例”として当たり前のように感じていたのだろうか」
富松容疑者は採用試験をめぐり、口利きのあった受験者を不正に合格させるよう元義務教育課参事の江藤勝由被告(52)=収賄罪で公判中=に指示したとされる。二〇〇八年度試験で不正合格とされた二十一人は採用の取り消しや、辞職に追い込まれた。
「得点を改ざんした江藤被告は刑事責任を問われ、何も知らずに不正合格となった受験者の人生も暗転した。不正を指示した富松容疑者だけ”無罪放免”にはできない」と捜査関係者。富松容疑者をめぐる金銭の貸借状況などもつぶさに洗い直し、贈収賄での立件が可能か幾度も協議を重ね、ついに逮捕に至った。
何もかもが、まだ途中。
展開するのかどうか、先が見えませんが・・・。
