桜島南岳東側斜面の昭和火口(標高約800メートル)の活動が、6月下旬以降、沈静化している。鹿児島地方気象台は8月18日、桜島の火山活動度レベルを3(活発な活動)から2(比較的静穏)に引き下げた。しかし、1939(昭和14)年に始まった前回の噴火活動では、数度の活動休止の後、46年に大噴火、48年まで活動している。同気象台は「今後も再び活発化する恐れはある」と、警戒を続けている。
うーん。
個人的には、どうしても「火山活動=予測がつかない」という印象を拭いきれません。
昭和火口は、6月4日に58年ぶりに活動を再開。同気象台は同12日に、活動度レベルを3に引き上げた。有色噴煙の高さが1000メートルを超す噴火の回数は同日の7回がピーク。その後は急減し、同20日にごく小規模な噴火があって以来、目立った活動は観測されていない。
気象庁の記録によると、昭和火口は39年10月26日に初めて噴火し、同11月12日まで小規模な火砕流や広範囲の降灰など活動を続けた。数カ月から1年程度の休止期間を挟んで噴火を繰り返し、46年3-5月、溶岩流を伴う「昭和の大噴火」に至った。同年の活動は1-11月の長期間。初噴火から9年後の48年7月、ようやく長い休眠に入った。
同気象台の大工豊防災調整官はこうした経緯を踏まえ「活動度レベル引き下げが終息を意味するわけではなく、再引き上げもあり得る」と言う。
昭和火口に近い南岳山頂火口では、7月1回、8月7回の噴火を観測。桜島にマグマを供給する姶良カルデラの膨張傾向も続いている。気象台は、7月中に地震計や傾斜計を増設した観測態勢を維持する方針だ。
6月に昭和火口が噴火を再開する数カ月前から、桜島では火山性地震が増加していた。大工防災調整官は「増設した機器で、活動の予兆をとらえたい。長期戦は覚悟している」と話した。
