消え行く無形民俗文化財

徳島新聞

徳島県教委は八日、馬を駆りながら毬(まり)を打って得点を競う県無形民俗文化財「阿波古式打毬(だきゅう)」がすでに姿を消しているとして、文化財指定の解除を含めた継承の在り方について県文化財保護審議会に諮問した。県無形民俗文化財の指定解除は過去に例がない。


うーん。「継承」というのも、難しいものです・・・。


県教委文化財課によると、古式打毬はイランを起源に欧州には「ポロ」として伝わり、日本には八-九世紀ごろ伝来。陣羽織を着た二十-三十人が二組に分かれ、馬に乗ってスプーンのような形をした竹製の道具で布の毬を打ち、相手をかわして毬門(きゅうもん)に入れる競技。現在は宮内庁や青森県八戸市、山形市に残っている。

戦前、徳島県内では県西部や阿南市で盛んだった。一九五四年、県無形文化財に指定され、七八年に無形民俗文化財に変更された。

しかし、馬が日常から姿を消すとともに衰退。七六年四月に県馬術連盟が競技会の余興として行ったのを最後に、県内で行われた記録はない。

古式打毬に関しては、県立博物館が八月上旬、所蔵する競技用の道具など四百五点を県有形民俗文化財として指定するよう県教委に申請している。


〔参考〕山形の古式打毬(山形市観光協会)

Author: 番記者O on 2006年9月9日
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