西スポ・西日本新聞スポーツ「大石ヘッド 森脇氏電撃解任 活性化狙い外部から招へい」
解任断行、そしてV奪回の切り札は外部からの監督経験者-。福岡ソフトバンクは25日、今季限りでオリックスの監督を退いた大石大二郎氏(51)が来季のヘッドコーチに就任することを発表した。
大丈夫なんですか、このチーム?
1年契約。他球団監督経験者がホークスのコーチになるのは福岡移転後初めてだ。6年連続して優勝を逃したチームの活性化を目指したフロント主導の人事で、機動力を重視する秋山幸二監督(47)のサポート役として期待される。森脇浩司ヘッドコーチ兼内野守備走塁コーチ(49)は今季限りで退団する。
■異例11月末人事
V奪回にかける球団の決意表明だった。12月を目前にした異例の“大型人事”。23年間もホークスのユニホームを着た森脇ヘッドの退団に続いて発表されたのは、今季までオリックス監督を務めた大石大二郎氏のヘッドコーチ就任だった。
「ホークスは外部から見ていても、優勝を狙える力があるチームだと思っていた。秋山監督のもと、一つの歯車としてチームが機能するように優勝を目指して頑張りたい」。秋山監督より4歳年上の大石氏は、球団を通じて意欲的なコメントを発表した。
大石氏は近鉄での現役時代に4度の盗塁王を獲得。1980年代から秋山監督らを擁する常勝西武を相手に、猛牛打線のリードオフマンとして活躍した。現役時代を同じパ・リーグで共有している点では、格好の参謀役となりそうだ。
他球団の組閣がほぼ終わったこの時期としては異例の人事は、フロント主導で断行された。秋山監督も「(退団は)2、3日前に聞いた。(森脇ヘッドとは)来年の話をしていたんだけど…」と明かしたほどだが、秋季キャンプ終了後の人事には明確な理由があった。
「新しい人を入れ替えることで、体制の活性化を図る」。角田雅司球団代表(57)は何度も「活性化」と繰り返した。森脇ヘッドに関しては「チームに貢献した有能な人材だが、体制変更(の時期)に当たったということ」と強調した。
■“お目付け役”も
チーム内でも「新しい血」を求める声が上がっていた。全力疾走を怠るプレーなどに関し、一部選手は「厳しく指導できる人が少ない」などと指摘。他球団の監督経験者の入閣は福岡移転後では初めてとなるだけに、大石氏には“お目付け役”としての役割が大いに望まれる。
「(大石氏は)監督の経験もあるし、秋山監督のよきサポートをしてくれるだろう」。角田代表は「監督経験」に大きな期待を寄せた。秋山監督は機動力を重視するだけに、通算415盗塁の大石氏とは野球観が通じる部分もある。
一方、球団が大石氏と接触したのは、11月に入ってから。その結果、森脇ヘッドへの“解任通告”が遅れたことは否めない。角田代表も「熟考の結果だったが、申し訳なかった」とわびた。チームの功労者への何よりの“謝罪”は、7年ぶりのV奪回しかない。
いやいや、何を言っているのやら。
ひどい話もあったものだ。
それにしても、妙な話です。
