にしこり ベーブ・ルース伝説

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【ニューヨーク州ニューヨーク、6日】ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手が、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われたこの日のトロント・ブルージェイズ戦に先立ち、ニューヨーク州に隣接するニュージャージー州の病院へ重病の日本人少年を見舞いに足を運んだ。4日に球団から「時間があったら励ましてあげて欲しい」と打診され快諾。「厳しい境地に立たされている人にとって少しでもエネルギーになれば」と引き受けた。




 少年は日本から治療のため渡米した13歳の中学生。難病の呼吸器疾患で、松井によると話すことも困難だったという。そんな少年は大の松井ファンで病室は松井グッズで埋め尽くされていた。足を踏み入れた松井は受け答えができない少年に優しく語りかけ互いの健闘を約束。約15分間ほどの時間で、ありったけの激励をして写真撮影とサインに応じた。



 夜の試合ではメジャー自己初の2打席連続本塁打など3安打、メジャー自己最多の6打点を記録。「こういうことになるのなら『ホームランを打つよ』と言えば良かった。『頑張るよ』しか言わなかったから。でも、喜んでくれたと思う。家族の方が、今日の試合をテレビで見るとおっしゃっていたから、結果を知って喜んでくれたと思う。それが嬉しい」と闘病の力になれたことを喜んだ。



 かつて、ヤンキースではベーブ・ルースが病気の少年と交わした約束通り、本塁打を放った伝説的なエピソードがある。まさに現代のルースとなった松井には有名野球選手としての使命感がある。慈善活動の意義を問われると、「それだけのパワー、エネルギーが(自分に)あると常に自覚していないといけないし、常に頭に入れておきたい。同じ日本人がアメリカに来て病気と闘っているので、少しでもエネルギーになれば嬉しい」と繰り返した。



 球場の自分のロッカーに少年の写真を貼って試合に臨んだ。この夜、バットで果たした約束。人工呼吸器をつなぐ少年の胸の苦しさが少しでも和らげば、と思いつつ松井は球場を後にした。




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天国の少女に捧ぐ「元気ハツラツ」

 まだ北海道に冬の寒さが残る3月、新庄はこっそりと、重病に伏したある少女を見舞った。大の新庄ファンだったその子に向かって「君さ、すごくかわいいよ。きっと大人になったらモデルになれる。絶対に治るから」と、新庄らしい言葉で励ました。パソコンのカバーにサインをして「今日は君のために打つよ」と予告して、本当にその日の試合でホームランを打ってしまった。



 その少女は、あこがれのスターから勇気をもらったと言ってはしゃいだ。ただ、いたずらな病魔が進むのは早かった。シーズンが開幕してから、その少女は天国に逝った。最後に「1%でも生きることのできる可能性があるなら」と米国の病院に移ることを決意したが、異国でその命を絶たれた。



 ショックを受けた新庄はひどく落ち込んだ。「応援してくれてるファンを裏切りたくないから」。笑顔のすてきだった少女へ、そしてプロ野球ファンへ-。パ・リーグを盛り上げたいと人一倍思う男が、野球の素晴らしさを自らのパフォーマンスで体現した。【寺尾博和】



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オールスター第2戦・試合結果




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Author: 奈菜 on 2004年8月8日
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